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トイレットペーパー特需でメーカーはウハウハ?!

トイレットペーパが店頭から消えたが・・・

 

トイレットペーパー売れまくれ!

 

今回のコロナウイルス騒動!まだまだ先は見えません

象徴的なできごととしてはマスク転売問題と!トイレットペーパーが消えたこと。

 

マスクの問題は、まだ先が見えませんが・・・トイレットペーパーは、大量在庫の様子や、スーパーで大量に積み上げて販売されている様子がテレビで報道された影響で落ち着きを取り戻し始めたようです。

 

解決が見えつつあるトイレトペーパー問題ですが・・・店頭から在庫が消えるほど大量に売れたと言うことは、さぞ製造元は儲かっている?!

 

トイッレトペーパー特需に沸いたのではないかと思ってしまいますよね・・・ですが、本当にそうなのでしょうか?

 

トイレトペーパーが売れに売れ、店頭から消えてしまう事態になったとはいえ、日本の人口や世帯数が急激に増えて売れたわけじゃなく、国民のトイレの回数が急に増えた!という実、いわゆる実需でもなんでもない訳です(笑)

 

ため込まれただけ、要は需要の先食い!考えれば分かりますがいくら大量に売れても一年に使用する量が大きく変わるわけがない!

 

トイレットペーパーなどという消費財は、基本的な需要に上下がなく決まったラインがあるはずなのです。ここで急激に売れたとしても、各家庭での在庫が増えた!ということにしかならないはずですよね。

 

 

結局、騒動が落ち着いたら、各家庭には在庫が山積みになってた!

 

ということになるわけで、結果として将来の購入頻度は、これまでより下がりますよね。家に大量にある。ため込まれているといって消費量が劇的に増えるわけがない。

 

となると今度は買い控えが起こって店頭の在庫は確実にダブってくるはずでしょ。メーカーとしては、結局一年を通すと通期と変わらないことになりかねません。

 

ということは・・・経済の原則です。

 

将来、このトイレットペーパー騒動が落ち着くと、需要が確実に落ちて商品がダブってくる可能性が高いと思うのです。

 

そして、供給が増えると値下げ圧力が高くなる。

 

今は売れても結局、売れなくなったときに価格の下げ圧力がおこるため、値下げせざるをえず通期を通すと、売り上げや利益を逆に落としかねないのではないだろうか?!と思っています。

 

実際のところ製紙会社さんの状況が分からないのですが、絶対に喜んでいないはず!逆に、この騒動のお陰で、悪者のように言われた挙句、無理して増産せねばならず、経費的には、上昇しているわけで踏んだり蹴ったりじゃないだろうか?!

 

もともとトイレトペーパーの爆買いは、マスクから来た同じ紙製品、原材料は中国だから輸入はストップしていて無くなるゾー!といったガセネタから来た風評から起こった現象であり、ホント罪作りですよね!

 

その点、マスクはまだ見えない。こちらは、風評ではなく実需!家庭に在庫が積みあがることはなく、その意味から見ると人件費や経費は増えるものの増収になるはずではないかな。

 

このマスク!生産能力を倍にしたとか報道されるも店頭に並ぶ様子もなく「買い占め・転売を防ぐ条例」まで作って対策しているほどなので、作れば売れる連鎖。儲かってるはずですよね。

 

マスクも一年間の需要予測、生産計画のもと、生産しているわけですが、今は実需!毎日使うものになってしまうため、無くなったら困る、だからため込みたい。買いたいという需要先食いであるであるトイレットペーパーと同じにはならないと思います。

 

今後の展開から目が離せないですね!