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オヤジの出張記!日本(新温泉町/湯村温泉)の巻

オヤジは、仕事で出張によく行きます。

国内、海外色々あります。

 

お客さんと一緒に行くこともあります。

お客さんに買ってもらうために温泉などで接待を含めた出張もありました。

よくタイの現地系(ローカル)の企業の社長を連れて行きました。

 

色々なところに行きましたが、一番回数が多いのが湯村温泉

タイの社長がカニが大好き!温泉大好きなんです。

湯村温泉

湯村温泉

 

で・・・松葉ガニのシーズンになると日本にやって来て視察の後、まったく方角が違っ

ても湯村温泉に行ったものです。

これは、我が社の社長の意思もあって、社長もこの温泉が大好きでした。

 

ここは兵庫県日本海側で鳥取県のすぐ右横。

行くときは大阪から社用車のベルファイアにタイの社長さんと色々6~7名ぐらいで

向かいます。

 

昔は、4時間ほどかかったと思うのですが、今は北近畿豊岡自動車道が開通して3時間

程度で行けるので便利になりました。

 

この道は、学生時代にスキーのためにハチ北高原に何度も通った道でがあり、こんなに

渋滞なく、早く行けようになって感動したものです。

 

今は、「八鹿氷ノ山IC」で降りて「鳥取新温泉町」方面国道9号線に入いります。

片側一車線の道を走ると「ハチ高原」を右折して、長い一直線を上るとループ橋(めが

ね橋)を超えます。

 

トンネルを抜けると左に「ハチ北高原」への入り口が見えてきます。

よく来たもんです。あとはひたすら北へ向かって走ります。

何度かトンネルをくぐると左手に川が見えて、それ沿いを走ると、左手に目標が見えて

きます。

 

毎回行くのは「浅野屋」さん!井筒屋さんの手前を左に曲がり少し行くとお城のような

建物に突き当たります。大型旅館です。

 

到着ごろには仲居さんがいっぱい並んでいて、飛んできてくれます。

名物おかみが中でいて、ニコやかに迎えてくれます。

 

まず案内されるのは、入って左手奥の喫茶コーナー。

和風の風雅なイメージの場所です。

 

ここで団子などを突っつきながら「おうす」をいただきます。

ほっと一息していると部屋の担当になる仲居さんがあいさつに来てくれます。

 

そして、部屋へ!!

部屋は広いですよ。メインの部屋に小部屋が2つほど付いています。

日本旅館なので畳です・・・いいでよ。

 

天井も高くて御所の天井絵のような・・・きれいな装飾が施され散ます。

浴衣に着替えてさっそく、温泉へ。温泉はエレベーターで地下一階に降りて

もう一度、階段で下に降ります。

 

広々した木製のやや深めの浴槽になみなみと揺れる温泉が最高です。

外には、大きな水車など古風なイメージの露天風呂。

優雅にリラックスできる環境です。

露天風呂の地下には地熱を利用した緩やかなサウナもあります。

 

とにかく湯量が豊富でツルツルになります。

湯上りには、出入り口にある黒豆茶?を飲んで意気揚々と部屋へ戻ります。

夕食まで時間があるというので外へ出かけます。

 

下駄を借りて建物横の小道(階段)を下ります。

ここがまた雰囲気よいですね。

 

まずは、「春来川」沿いにある湯村温泉のランドマーク!荒湯に出かける。

 

もくもく!と湯気があたり一面にただよっていて温泉!という感じです。

温泉が噴出しているところに傍の売店で買った生卵のネットを入れて12~

13分。みごとにゆで卵が出来上がります。

 

川沿いには足湯もあり、子供たちがはしゃいでしたりします。

山に囲まれて本当に良い雰囲気の温泉町です。

 

タイの社長がお土産を見たがり、買うでもなく、試供品をバクバク食べているところを

ヒヤヒヤしながら横目で見て帰りましょうと即します。

 

部屋に帰ると仲居さんが食事を並べ始めています。

ビール10本とお銚子7本ね!とお願いしながらそれぞれ席に着きます。

 

「浅野屋」は旅館全体がお城のような作りになっていてお客さんは武将になった

つもりでくつろいでほしいといわれます。

なので浴衣に、丹前はあるのですが、食事の折は裃(かみしも)という時代劇の老中な

どが上に着ている(説明が難しい)ものを着て食事につきます(笑)

 

始めさせていただきますね!との掛け声でまずは乾杯!

前菜的に並べられたものを突っつきつつ飲んでるとまずはカニ刺が来ます。

とろとろで最高です!

 

そして、定番のゆでガニに舌堤を打っているところで焼きガニがきます。

こうなると、あては日本酒、熱燗です。

カニスキも出てきて机の上には隙間などなくなります。

 

そうこうしていると外から「お楽しみいただいておりますでしょうか」

と、やや甲高いおかみさんの声が・・・もう「THEおかみ」という押し出しの強い

でも愛想が良くて無理も聞いてくれる太っ腹!肝っ玉かあさんみたいな方です。

 

社長と仲が良くひとしきり、場を盛りあげて帰って行かれます。

もう無理かって頃にステーキが「但馬牛」なので上手いのなんの・・・

凄い量なのですが、おいしすぎて、次から次へと食べてしまうほど!

 

もう無理になると部屋の奥、窓側の椅子に移っていきます。

仲居さんが「あらもういいの?」「ご飯はいらない?」って食べれるか―

って感じです。「大丈夫です」と私。

 

食事が終わると、もう一度温泉に入りに行く者、ラウンジに出かける者、すでに酔い潰

れてる者、テレビを見てる者と別れます。

 

仲居さんが布団を敷きに来てくれて、いつの間にか全員眠りにつきます。

朝は、もちろん朝風呂!最高です。

 

10時にチェックアウトして、道すがら野菜や但馬牛などを購入して帰路につきます。

こんな楽しい、グルメな出張は、そうは無いでしょうね。

湯村温泉!はおすすめです!